高校生の頃、映画『ヘイル・ヘイル・ロックンロール』と併せて読んだ自伝が、まさにバイブルだった。ジョー・ターナーもルイ・ジョーダンも、チャックを通して知った名前だ。
チャック・ベリーはロックン・ロールを発明したけれど、“ジョニー・B・グッド”が全てじゃない。全然違う。チャック・ベリーはブルースで、ジャンプで、ジャイヴで、カントリーで、ジャズで、ちょっとラテンで、ハワイアンだったり、カリブだったり。全てだった。それをロックンロールと皆は呼んだ。オールディーズなんてひとことで片付けるヤツは地獄に堕ちればいい。
チャック・ベリーがいなくなってしまったので、もう西暦も終わって良いのではないか。
と、思っていますよ。
どうぞ、安らかに。ありがとう。ありがとう。